どうも、引越しをするようだ。季節は春だった。風が強く、しかし心地よく吹いている。多少の埃と、春の香りが入り混じっていた。僕はまたその寮に入り直すようなのだ。しかも、僕の決断で。
三階の端の方に部屋を決めると、寮の敷地内にある円形のタワーの中に入って見た。すると、中は競馬か競輪の競技場のようになっていて、中では何かの競技が行われている。ふと、二次元風の女が横に現れて、自分はあなたの知り合いの女だという。ぱっとみ僕でもどうにかなりそうな女だと、自意識過剰気味に思ってはみたものの、ここは夢の中なので、どうにでもなるのであった。そうしたところで、目が覚めた。