2014-02-18 じゃがいも 通勤時30分小説 朝からじゃがいもを食べた。いわゆるふかし芋というものだ。水っぽくて食べられたものではなく、ふた切れほど口にして、箸を置いた。 塩気が少なく、まったくと言っていいほど味がなかったのだけれども、申し訳程度に添えられたバターの塩の味が、口の奥に染み込むような気がする。それは悪くなかった。