2014-02-14 間隙 通勤時30分小説 朝から電車が、少しづつ止まっては動き、動いてはまた発進しだすという状況が続いている。雪のせいだ。少し止まり、また動くこのぎこちなさが、なんだか酒を一通り飲み終わった後の、解散までの名残のようで、何か、釈然としないようで、納得のいかない訳でもない心地よい空白を維持しているのだが、よく考えれば、仕事への足取りが軽くないからこんな事も考えているわけで、会社に行きたいような、行きたくないような、その感覚がずっと、付きまとっている。