再開
新しいiPhoneにしてからというもの、身の回りでも様々な事があって、しばらく更新を休んでいたものの、そろそろ再開しなくてはと思いつつ、しばらくぶりにアプリを立ち上げてみる。
電車内の広告を見れば、怪しげな自社出版の田舎臭い著者の顔が無数に広がり、滅入りはするのだけれども、常日頃であれば、その垢抜けない構成の図面が、心地よくもあり、洗練とは何かと、感慨ひとしおではある。
ここから、何を書き始めるのかと言えば、物語めいた、随筆めいた、何ものでもないといえば、大上段に構えすぎなきらいはあるものの、とにかく、今後とも書き続けるしか、自分には道がなく、道とは何なのかと自問しつつも、読んでいるだけでは心許なくなり、書いているからこそ、何かを読む楽しみも増えるというもので、こうして文章を書いている間にも、iPhoneは音楽をシャッフルし続けているのだけれども、その音楽がまた、聞いたこともないフレーズを奏でるものなのだから、普段の注意力が余りにも散漫だとはいえ、こうした、気づきが必要なのだと思う。
雪が積もり、未だ溶けていないなか、足を滑らせないように注意しながらも、出社を遅らせる口実として、どこか姑息に潜めている自分は居はしないかと、あたりを見回すも、正面は、地下鉄の闇。