知らないおじさんから、注意を受けることが多い。タバコを吸うなだとか、イヤホンからの音漏れがうるさいとか、そう言う類のものだ。得てして、弱いものには強く出たくなるのであろう。確かに、見た目としては歯向かわれる恐れは少ない様な顔をして生きている。
とはいえ、こちらも知らない人から注意を受けて、気分がよくなる事もない。もちろん、こちらが悪い事ではあるのだから、素直に従うのだけれども、じゃあおじさんたち、他の人に注意をしているのかと思えば、そうではないだろう。
たぶん、言いやすいのだ。言いやすいし、言えば向こうは気分が晴れる。
そういう、サンドバッグとして、生きております。